会社は先生がビュッフェ状態

学校としての会社

学校では、何かを教えてくれるのは、先生でした。先生が教科書に沿って進めてくれるのを習うということが基本的な学習スタイルでした。わからないことがあれば、先生はあれこれ丁寧に(人によっては渋々ながら?)教えてくれたものでした。しかし、会社では、常に教える専門の人がいてくれるわけではありません。自分で学んでいく必要があります。

学校では、担任の先生や、担当の先生が定まったら基本的にはその先生から習うことになったかと思います。先生は自動的に決まるので、選べませんでした。「うげー、◇◇先生かよ、■■先生が良かったー。。。」なんて、みんな一度は言ったことがあるのではないかと思います。

ただ、会社では、先生は必ずしも一人ではありません。そして、自分で選び放題です。自分から声をかけ、教えてもらえる関係を気付いていけば、先生のバイキング状態になります。

では、どうやって学びとっていけばいいのでしょうか。

今回は同僚を先生化し、ビュッフェ化するというテーマで3つのポイントを書いてみたいと思います。

1,よく観察する。

どこの職場にも、仕事をするのが上手な人というのがいるものです。全ての仕事が上手なわけではないけれど、これに関しては得意という人もいることでしょう。学校でも国語ならこの先生、数学ならこの先生というのがいたと思います。会社でもこれを同じようにとらえ、自分にとって〇〇の先生は、◎◎さん、●●の先生は△△さんとマイティーチャーを設定して、観察して学んでいくのは良い方法です。

2,質問する。

学校と違って、会社では待っていたら授業が始まる、なんてことはありません。常に主体的に話を聞いていく必要があります。□□さんは、これってどうやってやっているんですか?と常に聞いていく姿勢を持つことが重要です。ビュッフェ状態ですから、一番上手な人に、一番のポイントを聞くのが一番いです。

3,見てもらってコメントをもらう。

よく見て、わからない点は教えてもらったら、今度は自分でやってみることが重要です。その際に、先輩や同僚に見てもらい、気になった点についてフィードバックをもらうというのは非常に有益な方法です。自分では気が付けなかった点についてあれこれ発見が生まれてくることでしょう。シェフで言えば、一番のシェフに食べてもらって、コメントをもらうようなイメージです。いつか、自分もその料理を作れるようになるかもしれません。

会社は先生のビュッフェ状態と表現しましたが、ただ、ビュッフェになるかどうかはその人の姿勢次第です。やり方次第ではビュッフェ状態になるわけですが、ただただ待っているだけの場合は、もしかした、アンパンと牛乳、みたいな状態になることもあるかもしれません。

ただ、お盆の上に置かれたのはアンパンだけだったとしても、自分で一歩足を進めれば、そこにはビュッフェの入り口があるということを知っておくと良いと思います。

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